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「週刊アスキー」紙版復活 「ディスプレイではなく紙で読みたい」と要望を受け
完全デジタル化した「週刊アスキー」の紙版が、特別編集号で復活した。「ディスプレイではなく紙で読みたい」という要望を受けたためという。
5月に紙版の発行を停止し、完全デジタル化した「週刊アスキー」の紙版が、11月30日発売の特別編集号(税別639円)で復活した。「ディスプレイではなく紙で読みたい」という要望を受けたためという。全国の書店、コンビニ、ネット書店などで販売する。「とってもたくさん刷っている」という。今後も「テーマによって紙版がふさわしい場合は紙版を刊行する」(KADOKAWAの広報担当者)としている。
紙版は「冬の超お買物特大号」として、電子版で特に人気のあった特集記事を再編集して掲載するほか、格安SIMの最新購入法やマイナンバーの入門記事など新規記事を収録。付録に僕たちの大好きなLINEを256倍楽しくする本」が付く。
週刊アスキーの紙版は5月26日発売号で終了し、6月からネット/デジタルに完全移行。Webメディア「週刊アスキー」として規模拡大を図ってきたほか、電子書籍ストアなどで電子版の発行を続けてきた。「電子版は多数の電子書店にてみなさまにたくさんご購入いただいている」としている。
紙版廃止後、8月には特別編集号「ゲームに強いパソコンがわかる本」を紙・電子版で発売していた。今回発売した特別編集号は紙版のみで、電子版は発行しない。発行部数は8月の号より多いという。
今後、定期的に紙版を刊行するかは「未定」としているが、「テーマによって紙版がふさわしい場合は紙版を刊行する」という。
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