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Appleが台湾に秘密研究所 「iPhone 8」向け有機ELディスプレイ開発か
Appleは台湾に極秘の研究所を開設し、新型の有機ELディスプレイなどを研究しているようだ。Bloombergが伝えている。
米Appleは、台湾に極秘の研究所を開設し、新型の有機ELディスプレイなどを研究しているようだ。英Bloombergが事情に詳しい複数の関係者の話として伝えている。
Appleは今年4月、台湾北部の龍潭区に新しい研究所を開設したが、なぜかその存在をオープンにしていない。BloombergによるとAppleは、台湾BenQ傘下のAU Optronicsや、この研究所をかつて所有していた米Qualcommから、50人規模の研究者や職員を採用しているという。
同研究所では、現在主流の液晶ディスプレイよりも薄型軽量で明るく、低消費電力の新型ディスプレイを研究しているという。中でも主要な研究テーマは有機ELパネルだ。Appleは「Apple Watch」に初めて有機ELディスプレイを採用し、2018年発売の新iPhone(iPhone 8?)に有機ELを用いるといううわさもある。米ブログメディアの9to5Macは、同研究所から2018年に有機EL搭載のiPhoneが登場すると予想している。
Appleによるディスプレイの独自研究が進めば、現在韓国Samsung ElectronicsやLG Display、シャープ、ジャパンディスプレイなどに供給されているパネルの内製化につながり、価格競争力が高まる可能性もある。Bloombergの取材に対し、Appleは「コメントを控える」と回答したという。
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