Apple Musicの登録会員、開始約半年で1000万人突破──Financial Times報道
Appleの有料音楽ストリーミングサービス「Apple Music」の会員数が1000万人を突破したとFinancial Timesが報じた。Spotify(2015年6月時点で有料会員2000万人、無料を含めると7500万人)にはまだ届かないが、ハイレゾ化のうわさもあり、2017年中にはシェアトップになるとみるアナリストも。
米Appleの音楽ストリーミングサービス「Apple Music」の登録会員が1000万人を突破したと、米Financial Timesが1月10日(現地時間)、この件に詳しい筋の話としてそう報じた。
Appleは2015年6月末に同サービスの提供を日本を含む100以上の国や地域で開始した。基本価格は競合する他のほとんどのサービスと同じ、月額9.99ドル(日本では980円)。
Appleは昨年10月、同サービスの会員数を650万人と発表した。その後、11月にはAndroidアプリ(β版)をリリースしている。
有料と無料のプランを提供するスウェーデンSpotifyの有料会員が1000万人を超えたのは、立ち上げから6年後だった。同社は昨年6月、有料会員が2000万人を超えたと発表している。その時点での無料会員を含むアクティブユーザー数は7500万人以上。
英調査会社MIDiA Researchの共同創業者で音楽業界のアナリスト、マーク・マリガン氏によると、Apple Musicは2017年中に有料音楽サービスシェアでトップに立つ可能性があるという。
Apple Musicに関しては、年内にハイレゾ対応になるといううわさがある。昨年末にはLogitecなどからiPhoneのLightningポートに接続することでハイレゾ音源を再生できるオーディオアダプタなどの周辺機器が販売され始めている。また、Appleが次期iPhone(iPhone 7と呼ばれる)で35ミリのヘッドフォンジャックを廃し、Lightning接続にするといううわさもある。
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