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“IoTごみ箱”、東海大に登場 ごみの量をリアルタイムで把握、収集を効率化
東海大学のキャンパスに、ごみの蓄積状況をリアルタイムで端末に発信するごみ箱が登場。収集作業の効率化に役立てる。
日本システムウエア(NSW)は1月21日、東海大学と共同で、ごみの蓄積状況をリアルタイムで知らせるごみ箱「BigBelly Solar」の実証実験を同大高輪キャンパス(東京都港区)で始めた。IoT(Internet of Things)技術を活用することで、ごみ収集の効率化を検証する。
携帯電話網を利用し、ごみの蓄積状況をリアルタイムでモバイル端末などに発信する。収集頻度や人員配置、ごみ箱配置の最適化――など、収集作業の効率化によるコスト削減を見込む。
通信機能などの電源は太陽光発電でまかなうため、二酸化炭素も排出しないという。
研究チームの撫中達司教授は「ごみ収集がどのように改善でき、どのような効果をもたらすかを体現できるIoT事例」と説明。「収集効率化以外の視点でも社会にどう役立てるのか検証し、今後の研究テーマの参考になれば」という。検証結果は自治体や教育機関へ公表する。
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