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Apple、iPhoneに遠隔無線充電機能を早ければ2017年搭載か
Appleが、iPhoneやiPadの充電方法として、チャージャーに接触させない無線充電技術を開発中とBloombergが報じた。早ければ2017年モデルに搭載されるという。
米Appleが、iPhoneやiPadにチャージャーに接触させずに充電可能な機能を早ければ2017年に搭載すると、米Bloombergがこの件に詳しい情報筋の話として1月29日(現地時間)に報じた。
Appleは現在、米国およびアジアの企業と新たな無線充電技術を開発しているという。この技術は従来の電磁誘導式の無線充電のように充電マットに接触させる必要もない。
同社は過去に多数の無線充電関連の特許を取得している。例えば「局所コンピューティング環境における無線電力利用」というタイトルの特許は、1メートル程度離れた端末に近接磁気共鳴という技術を使って送電するというものだ。
無線給電では、KDDIが米Ossiaと共同で開発中の無線給電技術「Cota」をCES 2016で披露した。こちらは最大約10メートル離れていても最大1ワットまで給電できるというものだ。Ossiaは2016年内に認可を得て、商用化を目指すとしている。
Appleは次期iPhone(「iPhone 7」と呼ばれる)で、イヤフォンジャックを排除し、イヤフォン向けにはLightning端子を使うとうわさされている(付属イヤフォンをBluetooth接続式にするといううわさもある)。無線充電機能はiPhone 7にはまだ搭載されないようだが、将来充電方法が無線になれば、Lightning端子はイヤフォン専用に使えるようになるだろう。
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