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トヨタ、ダイハツを完全子会社化 小型車事業を強化

トヨタ自動車が8月にダイハツ工業を完全子会社化。技術開発や事業戦略面で協業し、主に小型車事業の強化を推し進めていく。

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 トヨタ自動車は1月29日、8月1日付けでダイハツ工業を完全子会社化すると発表した。グローバル戦略を一本化し、小型車事業を強化する。

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トヨタ自動車の豊田章男社長とダイハツ工業の三井正則社長

 共通の戦略のもと、両社の技術・ノウハウや事業基盤を融合し、両ブランドの特色を生かした商品のグローバル展開を目的に掲げる。トヨタ、ダイハツのそれぞれのブランドの差別化を進める小型車戦略に加え、技術戦略、新興国や国内向けの事業戦略でも協業する。

 両社は1967年に提携を始め、1998年にはトヨタが出資比率を51.2%に引き上げ、子会社としていた。今夏の完全子会社化後もマネジメントの独自性は維持しつつ、小型車の市場で存在感の薄いトヨタと、成長を目指す上で事業規模を超えるリソースの必要が見込まれるダイハツが手を組むことで、双方の企業価値向上に努めるとしている。

 トヨタ自動車の豊田章男社長は、「お互いがこだわりを捨てて、任せるところは任せ、それぞれが得意分野を全力で伸ばしていく『選択と集中』がグローバル競争を勝ち抜くための鍵になる」と話している。

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