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新「イソジン」に「カバくん」と類似キャラクター 明治、シオノギに使用差し止め申し立て

うがい薬「イソジン」ブランドのキャラクター「カバくん」に類似したデザインが、4月に発売予定の新「イソジン」に使われているとして、明治が使用差し止めを求める仮処分申請を求めた。

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明治の「イソジンうがい薬」。パッケージには「カバくん」がデザインされている。

 明治は2月9日、ムンディファーマとシオノギヘルスケアに対し、不正競争行為差止等仮処分命令の申し立てを行ったと発表した。両社が4月に新発売するうがい薬「イソジン」のパッケージに、明治が商標登録している「カバくん」と類似したキャラクターが使われているためだという。

 明治グループは1961年以降、ポビドンヨード製剤を「イソジン」の商標で販売してきたが、3月をもって商標ライセンス契約を終了し、4月以降自社ブランド品として発売すると発表していた。商標を持つムンディファーマが自社販売に乗り出すためで、国内販売は塩野義製薬の子会社・シオノギヘルスケアが引き継ぐとしていた。

 「明治うがい薬」と製品名を改め、商標登録している「カバくん」をパッケージに使用する方針だったが、シオノギヘルスケアの新しい「イソジン」にも類似のキャラクターがデザインされることが判明。2度の書面でのやり取りの末、「申し入れは実現されない」と判断し、申し立てを決めたという。

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