米CNNテレビは米国時間2月21日、関係者の話として、米国ミシガン州カラマズーで発生した死者6人に及ぶ銃乱射事件の容疑者はUberの運転手で、3カ所の事件現場を移動する間にも客を乗せ、料金を得ていたようだと伝えている。
事件中にジェイソン・ブライアン・ドルトン容疑者(45)の車に乗ったという男性は、CNN系列の取材に対して、「彼は動揺していたようで、赤信号を無視し、中央分離帯を横切った。自分は目的地であわてて車を飛び降りた」と語っている。
Uberは世界58カ国で展開する配車サービス。2009年に設立され、2015年の配車予約売上は108億4000万ドル(約1兆2200億円)と推測される急成長を遂げている。CNNの取材に対しUberは、容疑者が自社のドライバーであることを認め、「無意味な暴力に悲嘆に暮れている。警察の捜査に全面協力する」と述べている。
Uberの最高セキュリティ責任者であるジョー・サリバン氏は、Uberの公式ブログでも同じ内容のコメントを寄せ、捜査に協力する姿勢を見せている。
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