ロート製薬は2月24日、従業員の兼業を認める「社外チャレンジワーク制度」と、複数の部門・部署を担当できる「社内ダブルジョブ制度」を始めると発表した。対象は国内の正社員1500人で、4月ごろの運用開始を予定する。
「社外チャレンジワーク制度」は、平日の終業後や土・日・祝日に収入を伴う別の仕事との“兼業”を認める制度。「本業に悪影響を与えない」「社会への貢献度」などを審査基準に、社内から自発的な立候補を募る。
「社内ダブルジョブ制度」は、1つの部署にとどまらず、複数の部門・部署を担当できる。どちらの制度も社員のプロジェクトによるアイデアを基に制定した。
常識の枠を超えてチャレンジし続ける――という同社のスローガン「NEVER SAY NEVER」を実現するための取り組み。会社や部門の枠を超え、より社会へ貢献し、自分を磨く働き方を促す。
編集部の取材に対し、担当者は「東証1部に上場している企業で、同様の取り組みをしている企業は珍しいのでは」と話した。審査の基準や実際の運用は、希望者を募る中で整えていくという。
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