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福井県で新種の恐竜 学名は「フクイべナートル・パラドクサス」

福井県立恐竜博物館が2007年に発見した化石が新種の恐竜のものと判明。学名は「フクイべナートル・パラドクサス」と決まった。

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 福井県立恐竜博物館は2月26日、2007年に発見した化石が新種の恐竜と判明し、「フクイべナートル・パラドクサス」と学名を付けたことを発表した。

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恐竜の復元模型(同博物館のサイトより)

 07年8月に、勝山市北谷町の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から化石が見つかった。研究の結果、鳥類の祖先コエルロサウルス類のうち、全身に羽毛が生えたマニラプトル形類の新属新種であることが判明した。

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見つかった化石

 属名の由来は「福井」と「venator」(ラテン語で「狩人」の意)。種小名は、骨の特徴から「paradoxus」(逆説的)と命名した。

 国内で見つかった新種の恐竜は7例目。研究の成果は、科学誌「Scientific Reports」に2月23日付で掲載された。

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