次期Androidのキーワードは海苔とハンバーガー?
次期Androidのコードネームは「Nori(海苔)」になるかもしれない。そして設定画面に「ハンバーガーアイコン」が。だがしかし、海苔はお菓子か問題が。
Android OSの開発コードネームは、Aから順番に、その頭文字を持つお菓子の名前がつけられてきた。たとえば現行のAndroid 6.0はMarshmallow(マシュマロ)だった。次期Android(「Android 7.0」か?)は「N」の番だ。Androidウォッチャーたちは、Nで始まるお菓子を世界中から探していた。Googleのスンダー・ピチャイCEOはオンライン投票で決めるという可能性を示唆していた。
ところが、米GoogleでAndroidやChrome OSを担当する上級副社長のヒロシ・ロックハイマー氏が、なんの脈絡もなく「Noriは健康にいいだけでなく、とてもおいしいんだ」とつぶやいた。このタイミングでは、次期Androidのコードネームを暗示したつぶやきとも考えられる。海苔巻きあられや海苔塩味のポテトチップスはミネラル豊富でとてもおいしいが、海苔そのものにスイーツのイメージはなく、戸惑いが広がっている。もしかしたらGoogleは、コードネームに「お菓子」の名前をつけるのを辞め、「食べもの一般」にしたのかもしれない。
コードネームがなんであれ、次期Androidの開発は順調に進んでいるようで、公式開発ブログで画面写真が公開された。注目されるのは、設定画面と思われる画像の左上、従来は「戻る」(←)アイコンが設置されていた場所に、通称「ハンバーガーアイコン」が設置されていることだ。
項目を意味するバーを3本重ねたこのアイコンは、Androidではメニューの表示を意味するが、バンズと肉を3段に重ねたハンバーガーのように見えることから、米国では「ハンバーガーアイコン」という通称が定着しつつある。深い階層に入り込んだ設定画面で、いちいち前のページに戻るのではなく、メニューを表示して一気に戻れるようにも。
指紋認証など新しいハードウェアへの対応が中心だったAndroid 6.0だったが、次期Androidはソフトウェア面の刷新が期待される。前記の、コードネームのポリシーが「お菓子」から「食べもの一般」になる可能性を合わせるとさらに興味深い。
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