リアルな等身大蝋人形で有名なマダム・タッソーのコレクションに、ウォズの愛称で親しまれているAppleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックがもうすぐ加わる。
ウォズは、スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグに続いて、ベイエリアのテックイノベーターとして誰を蝋人形にしたらよいかという投票で、自身のプロモーションの成果もあり、この栄誉を勝ち取った。
ウォズ蝋人形は当初は2015年秋の公開とされていたが、3月19日からサンノゼで行われるSilicon Valley Comic Conで初披露されることが決まっており、その後、サンフランシスコのマダム・タッソー館で、ジョブズの隣に立つことになる。
蝋人形を制作するための撮影、計測には非常に手間をかけており、マダム・タッソーによれば精密な人形を作るために350カ所以上計測したという。動画には、最適な眼球を選んだり、髪の色、手の肌の色などをサンプルと比較しながら決めていく様子が収められている。計測後、3、4カ月を費やして制作を行うため、計測されている動画の撮影時期は昨年のものだ。
動画が取得できませんでした
映画スターや、大好きなミュージシャンであるマーク・ノップラー(ダイア・ストレイツのギタリスト)と同じように蝋人形になるのはすごいこと、とウォズは動画の中で語っている。
「昔みたいに、ジョブズの隣にぼくが並んでいる、それを見るのが待ちきれない」というウォズの夢が、もうすぐかなえられる。
スティーブ・ジョブズの蝋人形には、東京・お台場のマダム・タッソー館でも会うことができる。その隣にもウォズが並ぶかどうかは不明だ。
関連記事
- マダム・タッソー館にウォズニアック氏追加決定(ジョブズ氏、ザッカーバーグ氏に続き)
スティーブ・ウォズニアック氏本人の“選挙活動”も奏効し、サンフランシスコのマダム・タッソー館にウォズニアック氏の蝋人形が今秋から展示されることになった。「ジョブズの隣に立つ僕を見るのが楽しみ」と本人も喜んでいる。 - イーロン・マスク氏、ホーキング博士、ウォズニアック氏ら、AI自律型兵器禁止を呼び掛け
AI(人工知能)研究の発展により、数年後には技術的に自律型兵器の開発が可能になってしまうとして、そうした兵器開発を禁止するべきだと研究者や企業幹部らが公開書簡で呼び掛けた。 - ロックスター、スティーブ・ジョブズの偽歴史
ジョブズとAppleの歴史は、ロックだった。MacUser編集長などを務め、長くMacとApple、ジョブズを見続けてきた松尾公也氏に追悼文を寄せてもらった。 - ウォズが語るジョブズの思い出――iPad3発表の日に
ブロック崩しのピンハネ事件やバチカンへのいたずら電話などジョブズとの思い出を明かした。 - 若き日のジョブズとウォズを描くWeb漫画、創作費が2時間で集まる
若き日のジョブズとウォズニアックを描くWeb漫画の創作資金を漫画家のうめさんがクラウドファンディングサイトで募集し、目標額の50万円を2時間で達成した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.