ニュース
「Firefox 45」が公開、多数の深刻な脆弱性を修正
Firefox 45では計22項目の脆弱性を修正した。このうち8項目は、重要度が最も高い「最高」に区分けされている。
米Mozilla Foundationは3月8日、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Firefox 45」をWindows、Mac、Linux、Android向けに公開した。
Mozillaのセキュリティ情報によると、Firefox 45では計22項目の脆弱性を修正した。このうち「Graphite 2ライブラリにおけるフォントの脆弱性」「NSSにおけるASN.1デコード中のバッファオーバーフロー」など8項目は、重要度がMozillaの4段階評価で最も高い「最高」に区分けされている。
これらの脆弱性は、延長サポート版のアップデートとなる「Firefox ESR 38.7」でも修正された。
また、リソースを集中させる目的で、あまり使われていない機能を廃止し、古くなったプラットフォームはサポートを打ち切る方針を打ち出した。この方針に従って、デスクトップ版のタブグループ機能は廃止され、アドオンとして提供することにした。
Android版ではAndroid 3.0〜3.2.6(Honeycomb)のサポートを打ち切ったほか、2.3〜2.3.7(Gingerbread)のサポートも間もなく終了する。
関連記事
- 「Firefox 44」に深刻な脆弱性、アップデートで対処
「Firefox 44」と延長サポート版の「Firefox ESR 38.6」に見つかった2件の深刻な脆弱性が修正された。 - 「Firefox OS」の父、スマートホームプロジェクト「Sense」立ち上げ
MozillaのCTOを昨年6月に辞めてIoT企業Silk Labsを創設したアンドレアス・ガル氏が、スマートホーム端末「Sense」のプロジェクトをKickstarterで立ち上げた。監視カメラにもなるスマートハブだ。 - Mozilla、「Firefox OS」のIoTへのシフトを発表 アプリストアへの新規登録は3月29日に終了
Mozillaが、オープンOS「Firefox OS」のスマートフォン向け提供を終了し、IoT(モノのインターネット)プロジェクトにシフトすると発表した。既にスマートTVを含む3種類のプロダクトが開発の最初のステップをクリアしたとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.