米Googleの人工知能(AI)部門DeepMindが開発する「AlphaGo」(アルファ碁)が3月15日、李世ドル九段との5番勝負の勝ち越しを受け、レーティングサイト「Go Ratings」で世界ランキング2位となった。
AlphaGoは9〜15日にかけ、韓国の李九段との5番勝負に挑み、4勝1敗で勝ち越した。チェスに比べて選択肢が桁違いに多い囲碁の世界では、コンピュータの実力がトッププロに並ぶのは、専門家のあいだでも10年先と予測されており、下馬評を覆す歴史的な対局となった。
AlphaGoは前日まで世界4位だったが、15日の李九段との最終第5局も勝利した結果を受け、さらに順位を上げ、2位となった。世界のトッププロの中に、性別、国籍が空白の「Google AlphaGo」の名前が並ぶ。
1位は中国の18歳のプロ棋士・柯潔九段だ。日本の井山裕太九段は4位に付けている。
AlphaGoの対局履歴は、10月からこれまでで全10局、9勝1敗となっている。
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