Slack、サービスロードマップとアプリ機能アイデア集をTrelloで公開
チームコラボレーションツールを手掛けるSlackが、連係するボットやアプリの開発者に向けて、自社サービスの今後のロードマップと、アプリに追加できそうな機能のアイデア集をTrelloで公開した。
米Slack Technologiesは4月10日(現地時間)、チームコラボレーションツール「Slack」のサービスのロードマップ「Slack Platform Roadmap」とアイデア集「Ideaboard」を米Trelloのオンラインタスク管理ツール「Trello」上で公開した。Slackと連係するアプリの開発者への情報提供が目的だ。
Slack Platform Roadmapでは、Slackが短期的/長期的にサービスに追加しようとしている機能が公開されている。
例えばもうすぐ公開する予定の「Near Term」には本稿執筆現在、アプリストアの整理、管理者用のアプリ導入方法の改善、開発者向けのSlackイベントのアプリとの連係機能の改善、メッセージングボタンの追加という4項目が並んでいる。各項目のカードに付いているラベルの色は、その機能が管理者向け(青)か、開発者向け(黄)か、ユーザー向け(緑)かを表す。各項目をクリックすると、詳細が表示される。
Ideaboardは、Slackアプリに追加できそうなアイデアが、アプリのカテゴリ別に紹介されている。Slackのチームやユーザーから寄せられたアイデアがまとまっている。アプリ開発者はIdeaboardをチェックすることで、ユーザーが求める機能のヒントを得られる。
同社はSlackをプラットフォームとするアプリエコシステムの構築を推進している。2015年12月にはSlack専用アプリストア「App Directory」を公開した。
App Directoryの登録アプリは立ち上げ段階の150本から385本に拡大した。ボットだけでも30種類以上ある。Slackの有料ユーザーの9割がApp Directoryのアプリを活用しているという。
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