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iPhoneロック解除ツールをFBIに提供したのはサン電子子会社ではなかったらしい
FBIがサンベルナルディーノの乱射事件の捜査のために使ったiPhoneのロック解除ツールは、うわさされているサン電子傘下のイスラエルCellebriteのものではなく、プロのハッカー集団から購入したものだとWashington Postが報じた。
米連邦捜査局(FBI)が死亡したテロリストのiPhoneのロックを解除するために使ったツールは、サン電子傘下のCellebriteのものではなく、ハッカー集団から購入したものだと、米Washington Postが4月12日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話として報じた。
同メディアによると、このハッカー集団は、製品やサービスの脆弱性を見つけると、その脆弱性を悪用するツールを販売したり、そのサービスの提供企業に金を請求したりするプロのハッカー、いわゆるブラックハットハッカーあるいはグレイハットハッカーという。
FBIのジェイムズ・コーミー長官は7日、ツールの購入先についてはよく知っており、「ツールを外部に流出させないと強く確認している」と語った。
このツールがiPhoneの脆弱性を利用したものだとすれば、米連邦政府は基本的には情報をAppleに知らせる方針だが、このケースでは通知するかどうかはまだ決まっていない。コーミー長官は、「もしAppleに説明したら、Appleは(ロック解除に使った脆弱性を)修正するだろう。そうしたら、われわれは振り出しに戻ってしまう。(Appleに説明するかどうか)まだ決定していない」と語っている。
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