最大震度7を記録した4月14日発生の熊本地震後、余震と思われる地震が続いていたが、4月16日深夜から未明にかけて震度6の地震が複数回発生。このうち1時25分発生、最大震度6強の地震についてはマグニチュード7.3の強度で、14日発生の地震よりはるかに大きく阪神大震災と同規模。気象庁ではこれを余震ではなく本震と判断。14日発生の地震は前震であると位置づけ直した。
震央地は14、15日には熊本県熊本地方のみだったが、16日以降は阿蘇地方、大分県を震央とする大きな地震が発生、広範囲化している。
南阿蘇村ではアパート倒壊、阿蘇大橋は崩落、八代市では火災、大切畑ダム決壊、宇土市役所庁舎半壊など、14日よりも広範囲な被害が報告されている。大分県、佐賀県、長崎県でも地震起因の被害が発生しているという。
政府の情報は、内閣府防災Twitterアカウント@CAO_BOUSAIを中心に提供している。
関連記事
- 被災地で車が通れた道は? トヨタ「通れた道マップ」公開
トヨタが益城町付近の「通れた道マップ」を公開。車両の通行実績を確認できる。 - 熊本県で最大震度7の地震──災害情報まとめ(順次更新)
政府は非常災害対策本部を設置。Twitterなどで情報を提供している。 - ネットで安否確認 Google「パーソンファインダー」、Facebook「災害情報センター」公開
熊本県の地震を受け、Googleは「パーソンファインダー」を、Facebookは「災害時情報センター」を開設した。 - 熊本地震、今後の注意点 続く余震、17日は大雨の恐れも
14日午後9時26分頃に発生したM6.5の「平成28年熊本地震」。現在の状況と、天気、交通などに関する今後の注意点をまとめました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.