米GoogleはWebブラウザ安定版「Chrome 50」の脆弱性を修正するセキュリティアップデートを4月28日付でWindows、Mac、Linux向けに公開した。
Google Chromeの公式ブログによると、更新版となるバージョン50.0.2661.94では9件のセキュリティ問題に対処した。このうち外部の研究者が発見した境界外書き込みやメモリ破損、解放後使用など4件については、Googleの4段階評価で危険度が上から2番目に高い「高」と評価している。
これら脆弱性を悪用された場合、攻撃コードを実行されたり、セキュリティ機能のサンドボックスをかわされたりする恐れがある。発見者にはそれぞれ3000ドルの賞金が贈呈された。
他にも外部の研究者から報告された危険度「中」程度の脆弱性2件や、Google社内で発見された脆弱性などが修正されている。
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