「Apple Music」の大幅アップデート、WWDCで発表され今秋リリースか
Appleが、6月開催の年次開発者会議「WWDC 2016」で「Apple Music」の大幅アップデートを発表し、今秋リリースの「iOS 10(仮)」で提供を開始すると9TO5Macが報じた。UIのデザインが変わり、歌詞表示機能が追加されるという。
米Appleは6月開催のWWDCで「Apple Music」の大幅アップデートを発表し、今秋リリース予定の「iOS 10(仮)」で提供すると、米9TO5Macが5月4日(現地時間)、複数の情報筋の話として報じた。
このアップデートで、UIのデザインが大きく変わり、現在のカラフルなものから黒と白を基調としたシンプルなものになるという。
アルバムジャケットの表示が大きくなり、メニューやタブのフォントに「San Francisco」が採用されることで見やすくなる。
また、「For You」タブの使い勝手が向上し(推奨エンジンは変わらない)、「New」タブは「Browse」という名称になるという。「New」タブには新着楽曲だけでなく「注目トラック」や「トップConnectソング」などのコーナーもあるので「New」という名称は適切ではないという判断だろう。
新機能としては、歌詞表示をサポートするようになるという。多数の楽曲で、ストリーミング中に自動的に歌詞を表示するようになる見込みだ。
9TO5Macは6日付の記事で、このアップデートでは、アーティストとファンの交流の場とされている「Connect」タブが消滅するとも報じた。Connect機能は存続し、「For You」タブに統合されるという。
WWDCで発表されるとみられるこのアップデートで、ライブラリ同期の分かりにくさが改善されるかどうかはまだ不明だ。
Apple Musicは2015年6月末に公開された音楽サービス。Appleによると、Apple Musicの3月末時点の加入者数は1300万人以上だ。
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