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「VR=仮想現実」ではない? VRの“第2次ブーム”で世界はどう変わる(3/3 ページ)
VRはどんな未来を作るのか――Oculus、HTC、ソニーの代表者が「Japan VR Summit」で議論した。
SIEワールドワイド・スタジオプレジデントの吉田修平氏は、世界中の観光地などをデジタルデータ化し、いつでいどこでも好きなところに行けたり、アバターで遠くにいる人と会って話をしたり、AIと組み合わせ、好きなタレントに会えるようになる――などが可能になれば面白い、と展望する。
16年はスマホ市場で言う「iPhone発売前夜」
VR元年と言われる16年だが、市場の立ち上がりはいまひとつという指摘もある。HTCのパオ氏は「16年は、スマートフォンの06年(iPhone発売前年)と同じような状況。まだ初期段階だが今後伸びる。すべての業界で全員が、さまざまなVRデバイスを持ち、VRがすべてのスクリーンを置き換えることおになるだろう」と展望する。
市場拡大に最も重要となるのはコンテンツだ。「どれだけ便利で使いやすいサービスやアプリが作れるかが大事だ」とOculusの池田氏は言う。
「クリエイティビティやスピード、技術の理解が大事だ。タイミングをはかれば、小さな企業でも勝つことができる。コンテンツや技術、消費者サイドも、早く参加すればするほど楽しめるので、みんなに早く参加してほしい」(パオ氏)。
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