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国産スタートアップに海外クラウドファンディングのチャンスを 「DMM Starter」始動(2/2 ページ)
DMM.comが国内のスタートアップ企業向けに米国のクラウドファンディングサービスへのプロジェクト申請を支援する「DMM Starter」を発表した。
「ムーブメントの中心にい続ければなんとかなるかも」
DMM.comは秋葉原のシェアオフィス兼ハードウェア開発施設「DMM.Make AKIBA」をはじめ、スタートアップ関連の事業を立ち上げている。今回の取り組みもユーザーニーズを踏まえた1つだ。
亀山敬司会長は、クラウドファンディングの支援単体ではなく、資金調達に成功した製品の量産化、国内外への流通・販売などにも同社が関わり、事業全体として成長していけば――と展望を話す。
「事業として見るとこの場所(DMM.make AKIBA)を含めてかなり赤字です! まぁ4〜5年でトントン、10年くらいで利益が出てくればいいんじゃないか。IoTも盛り上がっているし、こういうムーブメントの中心にい続ければなんとかなるかもしれない、と思って取り組んでいる。今回の件は僕はよく分かってないんですが、若いやつがやりたいと言ってきたので頑張れ! と。持ちこたえられるよう、応援してあげてください」(亀山会長)
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