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失明の恐れ「病的近視」リスクを小児期に早期発見 東京医科歯科大
失明につながる「病的近視」を発症した患者は、子どもの時から視神経に異常が現れていた――東京医科歯科大学が研究成果を発表。失明の恐れがある子どもを早期に発見できるという。
東京医科歯科大学はこのほど、失明につながる「病的近視」の患者には、子どもの時から視神経に異常が現れることを突き止めたと発表した。失明の恐れがある子どもを早期に発見し、症状の進行を抑えるため、集中的にケアできるという。
病的近視は、眼球がいびつに変形し、視神経や網膜に障害が起きて失明につながる病気。研究グループは、初診時が15歳以下で、経過を20年以上観察している患者の眼球35個を調査。成人以降に病的近視になった患者の83%が、子どもの時から視神経の周囲に委縮が起きていたことが分かったという。
将来的に病的近視で失明しうる子どもと、眼鏡矯正などで視力を維持できる通常の「学童近視」を早期に見分け、症状の進行を抑える治療ができるという。
成果は、科学誌「オフサルモロジー」電子版に5月26日付で掲載された。
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