米Microsoftは6月13日(現地時間)、ビジネス向けSNSを運営する米LinkedInを買収すると発表した。買収総額は262億ドル(約2兆7700億円)。取引は年内に完了する見込み。
「LinkedIn」は、2003年にサービスを開始したビジネス特化型のSNS。11年10月には日本進出も果たし、現在では全世界で4.33億ユーザーと月間約1億のユニーク訪問者を抱えているという。
Microsoftにとって今回の買収は、11年のSkype買収(85億ドル)を上回る過去最大規模となる。買収後もLinkedInのサービスブランドや独立した運営体制は存続するという。
Microsoftのサティア・ナデラCEOは「LinkedInは、世界中のプロフェッショナルをつなげることで見事にビジネスを成長させてきた」と評価。「われわれはOffice 365やDynamicsを成長させてきたように、LinkedInの成長を加速させられるだろう」とコメントしている。
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