R2-D2が部屋に来る?──MR(複合現実)のMagic LeapがLucasfilmと提携
MR(複合現実)プラットフォームを手掛けるMagic Leapが、「スター・ウォーズ」のLucasfilmとの提携を発表。リビングルーム内をR2-D2とC-3POが歩きまわり、話し掛けるユーザー視点のデモ動画を公開した。
MR(複合現実)プラットフォームを手掛ける米新興企業Magic Leapは6月16日(現地時間)、米Walt Disney Company傘下の映画会社、Lucasfilmとの提携を公式Tiwitterおよび米Wired主催のカンファレンスで発表した。
発表ツイートには、普通のリビングルームのようなスペースを「スター・ウォーズ」の人気キャラクター、R2-D2とC-3POが歩きまわる動画が添付されている。
ユーザー視点の動画では、C-3POが話し掛けてきたり、R2-D2が部屋のテーブル上に戦闘シーンのホログラムを映したり(ミレニアム・ファルコン号が手前から部屋の壁に向かって飛んで行く)する。
両社はWiredのカンファレンスで、提携することになった経緯などを語ったが、具体的なサービスのロードマップなどについては明らかにしなかった。
Magic Leapは2011年創業で、米Googleや米Warner Bros.の他、2月には中国Alibaba Groupなども出資した非公開企業。同社は複合現実プラットフォームを「Mixed Reality Lightfield」と名付け、幾つかのデモ動画(記事末に例を転載)を公開しているが、まだほとんどステルスモードで製品やサービスは公開していない。
創業者のロニー・エイボヴィッツCEOはカンファレンスで、「私の人生はスター・ウォーズの多大な影響を受けている。ロボティクス企業を立ち上げたのは、(スター・ウォーズに登場する)ドロイドの影響だと思う」と語った。
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