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IoTとIFTTTでユーザーをサポートする補聴器「Oticon Opn」
老舗補聴器メーカーのOticonが、IoT(モノのインターネット)端末と連係するWi-Fi補聴器「Opn」を発表した。例えばドアベルが鳴ったら補聴器に音声でプッシュ通知を送ったり、補聴器の電源を入れたら部屋の環境を朝モードに設定したりと、IFTTTで作るレシピ次第で多様な連係が可能だ。
デンマークの老舗補聴器メーカーOticonは6月23日(現地時間)、IoT(モノのインターネット)端末と接続する補聴器「Oticon Opn」を発表した。販売時期や価格についてはまだ発表されていない。
Wi-Fiでインターネットに接続することで、モバイルアプリ(スタート段階ではiOSのみ)で設定した「IFTTT」のレシピで他のIoT対応端末と連係できる。
Oticonは次の様なレシピを紹介する。
- カレンダーに登録してあるイベントの15分前に補聴器で通知を鳴らす
- (IoT対応の)ドアベルを誰かが押したら予め設定してある読み上げテキストを補聴器で読み上げる
- 補聴器のバッテリーが切れそうになったら誰か(家族やケアマネージャーなど)に知らせる
- 朝起きて補聴器のスイッチを入れたら家の照明や空調の設定を“朝モード”に変える
- 音声命令でテレビをつけると部屋の照明を暗くし、補聴器にテレビ音声をストリーミングさせる
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