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人工知能応用した「なめらかなシステム」実現へ、「ペパボ研究所」設立
システム自体がサービスを自律制御する「なめらかなシステム」の実現をコンセプトにした研究開発を行う組織「ペパボ研究所」をGMOペパボが設立した。
GMOペパボは7月4日、人工知能(AI)を活用し、システム自体がサービスを自律制御する「なめらかなシステム」の実現をコンセプトにした研究開発を行う組織「ペパボ研究所」を1日付けで設立したと発表した。所長に同社CTOの栗林健太郎氏が就任し、まず2人体制で研究を行う。
なめらかなシステムは、生物の細胞が持つ生命維持機能をネットサービスに応用した新しいシステムの構想。細胞の生命維持機能のように、システム自体がサービスを自律制御し、異常を検知してシステムを再構築したり、ユーザーニーズを感知してレコメンドを行う――といった仕組みを想定している。
サービスの多様化・成熟化が進む一方で、ユーザーがニーズに応じた最適なサービスを選ぶこと自体が困難になったり、システム管理者に高レベルな知識や作業が求められるなど複雑化・高度化が課題になっているとし、なめらかなシステムでこういった課題を解決したいとしている。
研究所では、学術論文の執筆や学会での研究成果の発表を通じ、新技術の情報発信を行うほか、サービスの実装も手がける。まずGMOペパボのホスティング事業にAIやIoT、機械学習、ディープラーニングなどの技術を活用しながら、なめらかなシステムを導入・実践していく。
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