ハリウッド版「Ghost In The Shell」のプロデューサー、「必ず満足してもらえる」と自信
実写版「攻殻機動隊」のプロデューサーが、日本人のはずの主役(草薙素子少佐)に白人のスカーレット・ヨハンソンを配したことを含め、見た人を満足させることができると請け合った。なお、主役は「草薙素子」ではなく「少佐」と呼ばれるとしている。
「誰もが(映画の出来栄えに)満足してくれると思う」──。ハリウッド版「Ghost In The Shell(攻殻機動隊)」のプロデューサー、スティーブン・ポール氏が米BuzzFeedのインタビューでこう語った。
実写版「Ghost In The Shell」については、4月にParamount PicturesとDreamWorks Picturesが主役を演じるスカーレット・ヨハンソンの写真を公開して話題を呼んだ。原作の舞台は(架空ながらも)日本の都市であり、主人公の草薙素子少佐は(全身義体化しているとはいえ)日本人だからだ。ヨハンソンの写真は、どう見ても白人だ。
今回のインタビューでポール氏は、ヨハンソンが演じる主人公は「少佐」と呼ばれるとはっきり述べた。同氏は、映画の舞台は「国際的な世界」であり、日本人も中国人もイギリス人もアメリカ人も登場すると語った。
日本の映画や漫画を熱心に見て(読んで)育ったというポール氏は「この物語は日本の物語だとは思わない。非常に国際的な話であり、日本にフォーカスしてはいない。世界全体を想定している。だから、今回の国際的なアプローチは正しいと思う」と説明する。
なお、発表当初不明だった桃井かおりの役は少佐の母親であることが Associated Pressの6月30日付の記事で明らかになっている。
同映画の米国での封切りは、2017年3月31日の予定だ。
ポール氏は2017年、小池一夫原作・小島剛夕画の劇画「子連れ狼」を原作とする映画を製作する。これについては、「この話は非常に日本的であり、登場するのはサムライなので、配役の多くは日本人になる見込みだ」と語った。
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