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マクラーレン・ホンダ、NTTコミュニケーションズとの技術提携を発表
F1チームのMcLaren-HondaがNTTコミュニケーションズと3年間の技術契約を締結した。英国や日本に分散する技術拠点を結び、走行データをリアルタイムで解析できるICT基盤をNTTコミュニケーションズが提供する。
F1(Formula 1)のチーム、McLaren-Hondaは7月8日(現地時間)、NTTコミュニケーションズと3年間の技術パートナー契約を締結したと発表した。
NTTコミュニケーションズは、マクラーレンがレースチームをサポートするために必要なネットワーク、クラウド、データ接続環境などのICT基盤を提供する。
マクラーレンのF1サポートチームの拠点は、英国、日本、スペイン、米国、シンガポールに分散しており、全拠点でレース中のリアルタイム走行データを解析する必要がある。NTTコミュニケーションズはWANおよびLANサービスの管理を統合し、こうしたニーズに対応する安定した環境を提供する。
マクラーレンは今年でF1参戦50周年。マクラーレン・ホンダは今年、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンの2人のドライバーで参戦している。本稿執筆現在(イギリスGP直前)の同チームのランク(コンストラクターズポイント)は11チーム中7位だ。
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