自分の関心事を登録し、他ユーザーが感想などを書き込めるコミュニティサイト「関心空間」が7月26日、10月31日にサービスを終了すると発表した。運営会社は、終了の理由を「情報と情報がつながる『場』としての役目を終えた」と説明している。
ブログやSNSの登場に先駆け、2001年にサービスを開始。自分の関心事を「キーワード」として登録し、他のユーザーがコメントしたり、別のキーワードとリンクさせたりして、コミュニケーションできる。
2016年8月から「新規ユーザー登録」「新規キーワード登録」の機能を停止する予定。登録している投稿内容は、サービス終了とともに参照できなくなるため、「ユーザー各自で、情報の保存をお願いできれば」と注意を呼び掛けている。登録ユーザーの氏名、メールアドレスは、終了時に「責任をもって消去する」(同社)という。
関心空間の運営スタッフ、上坂江平さんは「長らく続けてきたサービスを停止することはとても残念」としながらも、同サービスが「関心空間がもたらしてくれたコトはずっと残る」とコメント。「これからも知的好奇心を刺激するサービスに、関わっていきたい」(上坂さん)としている。
関心空間スタッフ・上坂江平さんのコメント
2001年のサービス開始当初より、関心空間に関わらせていただいている、上坂です。この度のサービス停止にあたり、メッセージさせていただきます。
関心空間は小さな小さな法人のサービスとしてスタートし、約15年のあいだに、利用者の方をはじめ、とても多くの方々のお力をいただきました。私は、サービス提供側として、また、1ユーザーとして、多くの楽しいモノ・コト・ヒトとの出会いがありました。おこがましくも、関心空間はインターネットの文化的側面に貢献できたと考えております。
長らく続けてきたサービスを停止することはとても残念ですが、関心空間がもたらしてくれたコトはずっと残りますし、これからも知的好奇心を刺激するサービスに、関わっていきたいと考えています。
「関心空間」をご利用いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
(2016.7.25 株式会社関心空間 上坂江平)
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