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プライムサービス専用航空貨物機「Amazon One」、地元航空ショーでお披露目
Amazon.comが、プライムサービス強化のためにリースした専用航空貨物機(ボーイング767-300)をシアトルの年次航空ショーで初披露した。現在米国で11機が稼働しており、段階的に40機にまで増やす計画だ。
米Amazon.comは8月5日(現地時間)、米国のプライム会員専用の航空貨物機「Amazon One」を地元シアトルの航空ショーで初披露した。
Amazon Oneは、米Atlas AirおよびAir Transpot Services Group(ATSG)からリースする40機のボーイング 767-300の1機で、機体には「Prime Air」というロゴが、垂直尾翼にはAmazonのトレードマークである矢印のスマイルマークがほどこされている。Prime Airは同社が2013年に立ち上げたドローンプロジェクトの名称だが、航空貨物サービスの総称にするようだ。
ボーイング 767-300は、全長約55メートルで搭載重量は約2万5900キロ。内容量5.5立方メートルのコンテナを15台積載できる。
プライム会員用貨物専用機は、現在既に11機が米国内で稼働しているという。輸送手段として専用貨物機を追加することで、プライム会員はさらに広範囲の選択肢を低価格で購入でき、すぐに入手できるようになるとしている。
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