Logitech、スマートホームの操作を3つまで登録できる「Pop Home Switch」
Logitechがスマートホーム製品を制御する物理的なボタン「Pop Home Switch」を米国で発売する。価格はボタンが2つ入ったスターターキットで約100ドル。例えばPhillips Hueの照明を暗くしてSonosのスピーカーから音楽を流すといった複合的なプログラムを1つのボタンにつき3種類登録できる。
米Logitech(日本ではロジクール)は8月11日(現地時間)、スマートホームの操作を3つまで登録できる物理的なボタン「Pop Home Switch」を発表した。ボタン2つとプラグインブリッジが入った「Pop Home Switch Starter Pack」は99.99ドル(約1万円)、追加用のボタン1つの「Pop Add-On Home Switch」は39.99ドル。
Wi-Fi対応のこのボタンに、無料のiOS/Androidアプリで操作プログラムを転送すれば、後はスマートフォンがなくてもボタンを押すだけで対応する家電を操作できる。
1つのボタンにつき、3種類の操作を登録できる(1プッシュ、2プッシュ、長押しするの3通り)。IFTTTをサポートしており、例えば1プッシュで家中の照明を消してブラインドを開けるといった複合的な操作を割り当てられる。複数のIoTプラットフォーム(LIFX、Phillips Hue、Lutron、INSTEON、Sonos、Belkinなど)をサポートしているので、Phillips Hueの照明を少し暗くしてSonosのスピーカーから音楽を流すなど、プラットフォームの異なる製品を横断するプログラムを登録することも可能。
色は白、ピンク、緑、グレイの4色。色別に使い分ければ、12通りの命令を登録できる。
米国で8月に発売する。米国以外で販売するかどうかは発表されていない。
米Amazon.comのEchoや今秋発売予定の米GoogleのHomeを使えば音声でスマートホーム製品を操作できるが、子どもや来客にとってはボタンでの操作の方が楽な場合もありそうだ。
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