Twitter、Webサイトに貼れるDM(ダイレクトメッセージ)ボタンの提供を開始
Twitterが、Webサイトに貼れるDM(ダイレクトメッセージ)ボタンの提供を開始した。例えばオンラインショップサイトなどに貼れば、顧客は気軽に商品についての質問をDMできる。
米Twitterは8月24日(現地時間)、Webオーナーが自分のWebサイトに貼れる「メッセージボタン」の提供を開始した。サイト訪問者はこのボタンをクリック(タップ)することで、オーナーにTwitterのダイレクトメッセージ(DM)を送れる。
Webサイトに貼るTwitterのボタンとしては、既にツイートボタン(表示しているページのURLをツイートするボタン)やフォローボタン(そのWebサイトのオーナーをフォローするボタン)がある。
企業にとっては、顧客にクレームをツイートされるよりも、DMで直接クレームしてもらった方が対応しやすいだろう。また、Webサイトを訪れた顧客は、商品に関する質問をDMで気軽にできるようになるだろう。
ボタンを生成するには、こちらのページで「Twitter Buttons」→「Message Button」を選び、「Paste a userID」にDMを受け取りたいTwitterアカウント名を入力する(本稿筆者が試したところ、エラーが表示されて先に進めなかった)。なお、DMボタンを設定するには、そのアカウントで誰からでもDMを受け取れるように設定する必要がある。
Twitterは8月初旬から、一部の企業向けにプロフィールページへのDMボタンの設置をテストしているが、プロフィールページよりWebサイトの方が多くの顧客が訪問するだろう。
米Facebookもまた、企業と顧客の直接的なコミュニケーションをサポートする機能を提供している。同社の場合はFacebookページに「メッセージ」ボタンを設置できるようにしている他、「bots for the Messenger Platform」の提供により、企業がFacebook Messenger上でbotを使って顧客とやりとりできるようにしている。
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