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Google、API管理のApigeeを6億ドル超で買収 Cloud Platform強化へ
Googleが、API管理・解析サービスを手掛けるApigeeを6億2500万ドルで買収すると発表した。「Google Cloud Platform」に同社のサービスを追加することで、競合との差別化を図る。
米Googleは9月8日(現地時間)、API管理サービスを手掛ける米Apigeeを買収することで合意に達したと発表した。買収総額は約6億2500万ドル。取引は年内に完了する見込みだ。
Googleは、ApigeeのAPIソリューションを「Google Cloud Platform」に追加することで、同サービスの顧客が高品質なデジタル相互作用を可能にするのを加速できるとしている。
Apigeeは、2004年創業のカリフォルニア州サンノゼに拠点を置く上場企業。APIの管理、解析、開発ツールなどを手掛ける。
顧客には富士通、花王、Walgreens、AT&T、Burberryなどが名を連ねる。例えばWalgreensは、Apigeeのサービスにより、パートナー企業が自社アプリにWalgreensでの写真現像を可能にする機能を提供している。
米Forresterによると、API管理市場は2020年までに6億6000万ドル規模の市場に成長するという。
Apigeeは買収完了後も独立した傘下企業として運営され、従来の顧客へのサービスも継続する計画だ。
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