接続から音質まで、AppleのケーブルレスBluetoothイヤフォン「AirPods」をチェック(2/3 ページ)
Appleイベント会場で、今回の発表で最大の革新とも言える「AirPods」を細かいところまで調べてみた。
EarPodsと比較してみた
ヘッド部分をEarPods with Lightning Connectorと比べてみると、柄の部分にビームフォーミングマイクロフォンが装備されていることが分かる(底面にもある)。
また、外側にあるバスレフポートの穴が、かなり大きく空けられていることも確認できる。
おそらくW1チップなどの放熱のためだと考えられる。
耳に装着する側を比べてみると、ヘッドユニットが大きく、バッテリーとアンテナが収納されているため、柄の部分が太いことも確認できる。
内側と外側にある黒い点は、光学センサーだ。
AirPodsは、ケースから左右どとらかの片方だけ出せば、片耳のBluetoothヘッドセットとしても利用可能。
2007年に発売されたiPhone Bluetooth Headsetと比較してみた。
この当時もマグネット接着による充電方式が採用されていた。
Apple Musicを再生してみると、意外に音漏れする。
片耳を外すと音楽再生が自動停止し、再び装着すると自動再生される。
ノイズキャンセリングは、話していることを認識し、音声通話を改善する「CVC」(Clear Voice Capture)に近く、音声通話以外では外周音が耳に届く。
AirPodsをiOS 9.3.5がインストールされたiPhone 6sに、通常のBluetoothペアリングで接続しようとしたところ、「このアクセサリを使用するには新しいバージョンのiOSが必要です」のダイアログが表示され、iOS 10以上のシステム環境が必要になることが確認できる。
まったく使えないわけではなく、Bluetoothペアリングは確立され、Apple Music再生などを楽しむことはできる。
ダブルタップによるSiri起動も行えた。
耳に装着するとすぐにオーディオが自動的に再生され、耳から外すと再生を一時停止するといった「自動耳検出」機能や、名前の変更などはできず、一般的なiPhone対応Bluetoothイヤフォンレベルの使用となる。
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