TwitterでのNFLゲーム無料ライブ配信、初回は230万人が視聴:日本でも無料で見られる
TwitterがNFL(ナショナルフットボールリーグ)との契約で実現させたTNF(Thursday Night Football)の日本を含む世界での無料ライブ配信が9月15日にスタートした。初回を見たのは230万人で、24万人以上が平均22分間Twitter上で視聴した。
米Twitterが9月15日(現地時間)に配信した米NFL(ナショナルフットボールリーグ)のプレゲームショーとニューヨーク・ジェッツ対バッファロー・ビルズのゲームの視聴者は230万人だったと、NFLが16日に発表した。
NFLによると、プレゲームショーとゲームを少なくとも3秒間Twitterで見たのが230万人。ゲームだけに限ると、210万人が視聴した。24万3000人がTwitter上で同ゲームを平均22分視聴した。一方、テレビ(CBS、NFL Networks)で少なくとも1分間視聴したのは4810万人だった。本稿執筆現在、Twitterからの公式コメントはまだない。
Twitterは4月、NFLとの契約で、今年の「Thursday Night Football」(TNF)の全16試合中10試合のデジタルストリーミング権を獲得した。金額は公表されていないが、約1000万ドル(約11億円)といわれている。
15日の配信はその初回。日本を含む世界で、専用ページおよびApple TV、Xbox One、Amazon Fire TVのアプリで無料でライブ配信した。Twitterアカウントがなくても誰でも視聴できる。
専用サイトでのライブ配信では、画面の下に「#TNF」のタグのついたリアルタイムのツイートが流れる(日本では日本語のツイートだけが流れた)。「試合見ながらツイートできるなんてすばらしい」というツイートもあった。
無料だがCM動画は挿入される(日本ではTwitterの紹介動画のみだった)。米Forbesによると、広告料は100万〜800万ドル。1試合につき約15のCMスポットが用意されているという。米国ではソニー、Nestle、Anheuser-Busch InBev(酒造会社)などのCMが流れた。
ライブ配信スケジュールは以下の通り。いずれも日本時間の金曜日の朝8時半から始まる(ゲームは9時から)。
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