Microsoft、AI部門を新設 研究部門統合で5000人規模に
新部門として「Microsoft AI and Research Group」を設立。人工知能に注力した製品開発を加速する。
米Microsoftは9月29日(現地時間)、人工知能(AI)を活用した製品やサービスの開発を主眼とする部門「Microsoft AI and Research Group」を設立したと発表した。世界各国の科学者とエンジニアが所属する5000人規模の研究組織となる。
研究部門「Microsoft Research」と、「Information Platform」「Cortana」「Bing」「Ambient Computing」「Robotics」のチームを統合・再編。Microsoft ResearchやBingチームを指揮していたハリー・シャム氏が代表取締役副社長として指揮を執る。
新組織では、音声パーソナルアシスタント「Cortana」や「Skype」「Office 365」といったアプリケーションにAI技術の導入を進め、各国のアプリ開発者がAPI連携などを通じて活用できるようにする。このほか、クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上に強力なAIのスーパーコンピュータを構築し、誰もが利用できるようにするといったアプローチで、AI技術の一般化を目指すという。
同社は28日、FacebookやGoogle、Google傘下のDeepMind、Amazon.comと共同でAI普及を目指す非営利団体「Partnership on Artificial Intelligence to Benefit People and Society(略称:Partnership on AI)」を立ち上げている。
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