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将棋「電王戦」で活躍 成り駒もできるロボットアーム「新電王手さん」を見てきた:CEATEC JAPAN 2016
将棋の「電王戦」で、コンピュータ側の代差しを務めたロボットアーム「新電王手さん」が、CEATEC JAPAN 2016に登場。駒を裏返す「成り」も可能という。
プロ棋士とコンピュータソフトの将棋対局「第1期 電王戦」で、コンピュータ側の指し手を務めたロボットアーム「新電王手さん」を、デンソーが「CEATEC JAPAN 2016」(10月7日まで、千葉・幕張メッセ)に出展している。
新電王手さんは、アームの先端で駒をつかみ、コンピュータが指定した通りに指せるロボット。第3回 電王戦(2014年)の「電王手くん」、電王戦 FINAL(15年)の「電王手さん」に続く3代目で、16年の第1期 電王戦に登場し、話題になった。
対局の厳粛な空気を壊さないよう静音性にこだわったほか、駒を裏返す「成り」も7秒ほどででき、対局のテンポを乱すこともないという。
デンソーは、新電王手さんで培った技術を医療用ロボットアームに応用する考え。「医療の現場では緻密な作業が求められる上に、周りにぶつからないように、動きがコンパクトでなければならない」(説明員)ことから、成りなどの細かい動き方の技術を生かすとしている。
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「成り」をする様子
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