Samsungは10月11日、8月末から起きていたGalaxy Note7発火事件で、全世界のパートナー企業に対し、同製品の販売と交換を停止するよう求める声明を出した。
同社は一部地域でGalaxy Note7販売開始後に発火事件が発覚し発売を延期、発売後には35件もの発火・爆発が起き自主回収。対策済みとしたその交換品でも発火が確認され、AT&Tなどのキャリアは自主的に交換も停止していたが、Samsungは情報を把握後5日間、対応を発表していなかった。
Samsungの声明文は次のとおり:
Samsungは関連する規制当局と協力し、Galaxy Note7について最近報告されている事件について調査を進めています。消費者にとっての安全が我々の最優先事項であるため、Samsungでは全世界のキャリアおよび流通パートナーに対し、調査が行われている期間中はGalaxy Note7の販売と交換を停止するようお願いします。
Samsungは該当する規制当局と真摯に協力し、この問題を解決するために必要なすべての方策を取っていきます。購入されたGalaxy Note7および交換品をお持ちの消費者の皆様は、電源を落として製品の使用をやめ、提供された対応策をご利用ください。
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