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ソフトバンク、10兆円規模のファンド設立へ テクノロジー企業に出資
ソフトバンクグループが海外の大手投資家ともに10兆円規模のファンド設立へ。世界のテクノロジー分野に出資する。
ソフトバンクグループは10月14日、世界のテクノロジー企業への出資を目的としたファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」(仮称)を設立すると発表した。同社と海外の大手投資家が出資し、最大で1000億ドル(10兆円)規模になる可能性があるという。
ソフトバンクグループは、今後5年間で少なくとも250億ドル(約2.6兆円)を出資。さらに、サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド」が今後5年間で最大450億ドル(約4.7兆円)出資することを検討しており、ほかにも複数の大手投資家と協議中という。
ファンドの運用は、ソフトバンクグループの英国子会社が担当する予定。同社は投資先企業との提携を通じ、グローバルな成長戦略を加速させるとしている。
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