新型「Gear VR」国内発売 視野角が101度に拡大して没入感向上
GALAXYスマートフォンを装着して利用できる「Gear VR」の新モデルが11月10日に国内発売する。GALAXY Note7は対象外。
サムスン電子ジャパンは10月26日、スマートフォン用VR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の新モデル「Galaxy Gear VR」を11月10日に発売すると発表した。11月3日から家電量販店やECサイトで予約を受け付ける。価格は未定。
同社製スマートフォン「GALAXY」シリーズ専用のVR HMD。本体に加速度センサーやジャイロセンサー、近接センサーを内蔵しており、高性能なPCなどを必要とせずにケーブルレスで本格的なVRコンテンツを視聴できるのが特徴だ。
2014年12月に発売した従来モデルに比べ、内部に備えるレンズの直径を広げて視野角は96度から101度に拡大。本体内部の色を暗くして光の反射を軽減し、クッション部分の形状を最適化することでVR映像への没入感を高めたという。
本体右側面に備えるインタフェースにはホームボタンを追加し、タッチパッドを大型化することで操作性も向上した。
サイズは約207.8(幅)×98.6(奥行き)×122.5(高さ)ミリ、重さ約345グラム。カラーはBlue Blackのみ。対応機種は「Galaxy S7 edge」「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」の計3モデル。
ちなみに、新型Gear VRはUSB Type-CとMicro USBに両対応しており、USB Type-Cを採用する新型スマートフォン「GALAXY Note7」も対応機種に含まれるはずだったが、発火事故による生産終了につき対応機種から外されている。
関連記事
- 発火事故相次ぎ生産終了の「GALAXY Note 7」、VR HMD「Gear VR」も非対応に
発火事故が相次いでいるSamsung製スマートフォン「GALAXY Note 7」が、「Gear VR」の対応機種から削除された。 - Galaxy Note7、ドコモは発売を検討していたが……吉澤社長がコメント
ドコモの吉澤社長は「Galaxy Note7」について、「ラインアップに入れることを検討していたが、状況を受け、取り扱わない判断をした」と話した。 - Google製79ドルVR HMD「Daydream View」、段ボールの次は「布」で
Google版Gear VRとも言えるヘッドマウントディスプレイは、価格と素材がポイントだ。 - Oculus、完全スタンドアロンなVR HMD「Santa Cruz」のプロトタイプを披露
Oculus VRが、PCやゲーム端末との接続も、スマートフォンの追加も不要な、完全にスタンドアロンなVR HMD「Santa Cruz」のプロトタイプを披露した。発売時期や価格はまだ不明だ。 - 発火報告多数の「Galaxy Note7」、米国で正式リコールに
バッテリーの異常加熱や発火の報告が相次いだSamsungの「Galaxy Note7」(日本では未発売)について、米消費者製品安全委員会(CPSC)が正式なリコールを発表した。対象になるのは9月15日までに購入された約100万台だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.