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Oculus、完全スタンドアロンなVR HMD「Santa Cruz」のプロトタイプを披露
Oculus VRが、PCやゲーム端末との接続も、スマートフォンの追加も不要な、完全にスタンドアロンなVR HMD「Santa Cruz」のプロトタイプを披露した。発売時期や価格はまだ不明だ。
米Facebook傘下のOculus VRは10月6日(現地時間)、開発者会議「Oculus Connect」の基調講演で、完全にスタンドアロンなVR HMD「Santa Cruz」のプロトタイプを披露した。「Oculus Rift」や「HTC Vive」のようにPCと接続する必要も、「PlayStation VR」のようなゲームコンソールとの接続も、「Galaxy VR」や「Daydream View」のようなスマートフォンの追加も不要だ。
Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは壇上で、VRを身近なものにするには、スタンドアロンでどこにでも持ち歩けるHMDが必要だと説明した。Santa Cruzの発売時期や具体的な価格については触れなかったが、現行の「Oculus Rift」のフルセット(PCやセンサー込みという意味か?)より高くなることはないという。
詳しいスペックも不明だが、動画(記事末に転載)を見ると、頭にセットしたときに後頭部に来る部分にバッテリーやコンピュータが内蔵されており、顔面側の4隅に小さなカメラが設置されているのが分かる。
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