「Oculus Touch」は199ドル、別売イヤフォンは49ドルで12月6日発売
5月に発売されたVR HMD「Oculus Rift」のコントローラー「Oculus Touch」が12月にようやく発売になる。価格は199ドルでカメラセンサーが1本付属する。360度のVR環境を作るには3本のセンサーが必要なので、センサー単体を79ドルで販売する。また、インイヤータイプのイヤフォンも49ドルで発売する。
米Facebook傘下のOculus VRは10月6日(現地時間)、カリフォルニア州サンノゼで開催の開発者会議「Oculus Connect」の基調講演において、同社のVR HMD「Oculus Rift」で使うコントローラー「Oculus Touch」を12月6日に発売すると発表した。価格は199ドル(約2万円)で、公式サイトで10日に予約受付を開始する。599ドルのOculus Riftとセットで購入する場合は798ドルになる。
Oculus Touchにはカメラセンサーと「VR Sports Challenge」と「The Unspoken」という、コントローラーの機能を試せる2本のタイトルがバンドルされる。Oculus Riftにはカメラセンサーが1本付属するが、コントローラーを使うには2本のセンサーが必要だ。
同社はまた、部屋を3Dマッピングして360度のVR環境を作る“room-scale”機能を利用するには3本のカメラセンサーが必要だと説明し、センサー単体を79ドルで販売することも発表した。こちらも12月6日の発売だ。
Oculus Riftにはオンイヤー(耳の上に当てる方式)のヘッドフォンも付属するが、インイヤー(耳の中に入れる方式)のイヤフォンを別売する。こちらも10日予約開始、12月6日の発売で、価格は49ドルだ。音質は“900ドルの高級イヤフォンと比較しても遜色ない”という。
基調講演では、「Oculus Ready」PCのパートナーが増加していることも発表された。今後、500ドル台のOculus Ready PCが登場するという。
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