製品版「Oculus Rift」はXbox Oneのゲームプレイが可能
Oculus VRが来年1〜3月期に発売する予定の製品版「Oculus Rift」にはMicrosoftのXbox Oneの無線コントローラーが付属し、Windows 10経由でXbox Oneのゲームをストリーミングプレイできる。
米Microsoftと米Facebook傘下のOculus VRは6月11日(現地時間)、製品版仮想現実(VR)HMD「Oculus Rift」に関する提携を発表した。
Oculus VRは同日、サンフランシスコで開催したイベントで、2016年第1四半期に発売予定の製品版Oculus Riftを初披露した(別記事)。
イベントでは、新RiftにMicrosoftが9日に発表したXbox Oneの新しい無線コントローラーが1個同梱されることも発表され、会場からは拍手が沸いた。
Microsoftの公式ブログによると、コントローラーだけでなく、コントローラーをWindows 10搭載端末と無線接続するアダプター(今秋発売予定)も同梱されるという。
これにより、「Riftを箱から出したらすぐに、Xbox Oneのコントローラーでゲームをプレイできる」という。
Xbox Oneの所有者は、Riftで「Halo」や「Forza」などXbox Oneのゲームをストリーミングでプレイできる。Xbox Live経由で他のゲーマーとマルチプレイすることも可能だ。
RiftはWindows 10と“ネイティブに”稼働するので、簡単に設定でき、素晴らしいVRゲーム体験が可能だとしている。
Microsoftは1月のイベントで、次期OS「Windows 10」ではXboxのオンラインゲームをPCでプレイするための「Xbox App」を利用でき、また、Xbox OneのゲームをWindows 10搭載端末でストリーミングプレイできるようになると発表している。
MicrosoftはWindows 10搭載の複合現実(MR)HMDの「HoloLens」を年内に発売する予定だ。HoloLensもXbox One向けのゲームのストリーミングプレイに対応する。
同社は、「Oculus RiftのVRは、MicrosoftのHoloLensが提供するMRを完全に補完するものだ」と説明する。
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