「Oculus Rift」出荷開始 専用ストア以外でもコンテンツ購入が可能に
VR HMDの「Oculus Rift」製品版の出荷が始まった。早期に予約したユーザーの元には今週中に届く見込みだ。新しいSDKもリリースされた。開発者はOculus Store以外でもアプリを販売できる。
米Facebook傘下のOculus VRは3月28日(現地時間)、仮想現実ヘッドマウントディスプレイ(VR HMD)の「Oculus Rift」の出荷を開始したと発表した。まずはKickstarterでの支援者向けに同日から出荷し、今週半ばから予約者に予約順に届ける。
同社共同創業者のパルマー・ラッキー氏は27日、最初の予約者であるアラスカ在住のエンジニア、ロス・マーティン氏に自らサイン入りのOculus Riftを届け、Facebookのライブ動画でその様子をライブストリーミングした。
Oculus VRは同日、ソフトウェア開発キット「Oculus PC SDK 1.3」をリリースした。Deceloper Centerからダウンロードできる。開発者はこのSDKと「Oculus Platform SDK 1.0」、開発者向けハードウェアの「DK2」を使って製品版Rift向けコンテンツを製作できる。
開発者はOculus Rift向けコンテンツを、Oculus Store以外で販売することもできる。その場合はOculusに売り上げの一部を納める必要がない。既にPCゲーム配信サービスのSteam上でOculus RiftとHTC Viveに対応するアプリ「Virtual Desktop」が登録されている(発売は4月1日)。
Oculus Riftの日本からの購入価格は送料、税込みで9万4600円。本稿執筆現在、専用サイトで購入すると、届くのは7月になる見込みだ。
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