「Oculus Rift」製品版は599ドル、日本では送料含めて9万4600円(税込み)
Oculus Rift製品版の予約が始まった。価格は599ドルだが日本円では8万3800円で、送料込みで9万4600円。Xbox Oneコントローラーに加えシンプルなリモコン「Oculus Remote」も付属する。
米Facebook傘下のOculus VRは日本時間の1月7日午前1時、予告通りVR HMD「Oculus Rift」の製品版の予約を特設サイトで開始した。日本からも予約可能だ。
価格は599ドルで、日本から予約した人によると、現在の為替レートでの換算より高い8万3800円で、送料込みで9万4600円になった。受付直後に予約した場合、製品出荷は3月。本稿執筆現在(7日午前5時)だと、5月配送になっている。同社創業者のパルマー・ラッキー氏は、製品配送は先着順で、売り切れにはしないとツイートした。
ヘッドフォンとマイク内蔵のHMD本体、スタンド付きのセンサー、リモコンの「Oculus Remote」、Xbox OneコントローラーがOculusのロゴを模した飾りのついた黒い箱に収納された形で届く。また、ゲームの「 Lucky’s Tale」と「EVE: Valkyrie」がバンドルされる。
Oculus Remoteは、アプリストアの閲覧や360度動画コンテンツを体験するのに便利なリモコン。今回初めて紹介された。タッチパッドのような円と2つのボタンがついたシンプルなガジェットで、ストアでのアイテムの選択などの単純操作向きのようだ。「HTC Vive Pre」(4月発売予定)に付属するような両手に持って手の代わりになるコントローラー「Oculus Touch」の発売は下半期の見込みだ。
Oculus Rift製品版の予約ページには、手持ちのPCが「Rift ready」(Riftを快適に使える)かどうかを判定するためのツールのダウンロードボタンがあり、これを稼働させることで自動的に判定できる。
同社は2月に、Rift readyであると確認したPCを「Oculus Ready PC」として予約開始する。価格はRift込みで1499ドルからで、米国時間の6日中に予約した人は、特別価格で購入できる。
なお、同社のKickstarterプロジェクトで開発者版Riftを購入した支援者には無償で製品版が提供される見込みだ(別記事)。
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