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HTCのVR HMD「Vive Pre」はフロントカメラ付きで2月に開発版提供開始
HTCは、製品版の発売が4月に延期になったHTCのVR HMD「Vive」の第2世代開発者モデルを発表した。フロントカメラが付いて、HMDをつけたまま外界を確認できる他、コントローラーも改善された。
台湾HTCは1月6日(現地時間)、ラスベガスで6日から開催のCES 2016に合わせ、VR(仮想現実) HMD(ヘッドマウントディスプレイ)「HTC Vive」の第2世代の開発者モデル「Vive Pre」を発表した。2月に7000台以上を提供する計画。製品版の発売は4月の見込みだ。
HTC Viveは、同社が2015年3月に発表したHMD。米ゲームメーカーValveのVR技術「SteamVR」を採用し、両手に持つコントローラーが付属する。
Vive Preは新たに前面に外界を表示するカメラを搭載する。HTCの説明では、ゲーム中でもHMDを外さずに、視界を切り替えることで外界を画面に映し、椅子に座ったり飲み物を手に取ったりできるという。「より良いバーチャル統合の感覚を楽しめる」としているので、将来的には米Microsoftの「HoloLens」のようなAR(拡張現実)機能が搭載されるのかもしれない。
この他、サイズが小さくなり、軽くなってバランスも良くなったという。また、メガネをかけたまま装着できるようになった。
付属のコントローラーのデザインも改善し、ボタンやグリップの素材を持ちやすいものにしたという。コントローラーはリチウムバッテリー内蔵で、1回の充電で4時間以上使える。
今回発表のVive Preは開発者版であり、4月発売予定の製品版のデザインはまた変わる可能性があるとしている。
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