「Oculus Rift」の予約受付は日本時間の1月7日午前1時から
VR HMD「Oculus Rift」製品版の予約は、日本時間の1月7日午前1時から開始する。販売価格や出荷時期については開始段階で発表する。「売り切れ」にはならないが、出荷は予約の先着順だ。
米Facebook傘下のOculus VRは1月4日(現地時間)、VR(仮想現実) HMD(ヘッドマウントディスプレイ)「Oculus Rift」の製品版の予約受付を太平洋時間の1月6日午前8時(日本時間の1月7日午前1時)から開始すると発表した。
販売価格、出荷時期、販売サイトのURLはまだ発表していない。「6日に予約できるようになった時点で必要な情報をすべて共有する」という。公式サイトではカウントダウンが始まっている。
同社共同創業者のパルマー・ラッキー氏のツイートによると、予約は米国以外からも可能だが、20カ国で当局の承認が必要という。その20カ国に日本が含まれるかどうかは今のところ不明だ。予約の段階で売り切れということはないが、先着順なので、在庫が切れれば出荷も遅れるとも同氏は説明している。
Riftには、Xbox Oneのコントローラーが付属し、Rift専用に開発された2本のゲーム「CCP's EVE: Valkyrie」と「Lucky's Tale」が付属する。
Riftの最初の開発者向けプロトタイプのリリースは2013年3月。約3年で製品化が実現した。最新の開発キットは350ドルだが、製品版はもっと高くなる見込みだ。
Oculus VRが推奨する製品版Riftと接続するPCのシステム要件はこちら。かなり高機能なGPU(NVIDIA GTX 970/AMD 290)が必要だ。
予約受付開始後の6日午後6時(日本時間の7日午前11時)から、ラッキー氏がredditでAMAを実施する。
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