ソニーの「PlayStation VR」、4万4980円(希望小売価格)で10月発売へ
ソニーがVR HMDの「PlayStation VR」を10月に希望小売価格4万4980円で発売すると発表した。年末にかけて、50本以上のゲームが発売になる見込みとしている。
ソニー・コンピュータエンタテインメントは3月15日(現地時間)、サンフランシスコで開催の年次ゲーム開発者会議「GDC 2016」において、仮想現実ヘッドマウントディスプレイ「PlayStation VR」(PS VR)を10月に発売すると発表した。日本での希望小売価格は4万4980円(税別)。
現在230以上の開発者がコンテンツを構築しており、PS VRの発売から年末にかけて、50本以上のゲームが発売になる見込みとしている。
また、10月の発売段階で、ソニーの日本のスタジオで製作するゲームスイート「Playroom VR」をPlayStation Storeから無料でダウンロードできるようにする計画だ。Playroom VRには、6本のゲームが含まれる。
同社は公式ブログで、PS VRのパッケージ内容の写真を披露した。うわさのパワーグローブ型コントローラは、少なくとも同梱はされないようだ。
また、VRゲームに必携の「PlayStation Camera」(税抜5980円)も同梱されない。米The Vergeによると、ソニーはPlayStation 4(PS4)ユーザーであれば既に持っている人が多いから同梱しないと説明したという。
VR HMDとしては、PS VRの他に、米Facebook傘下のOculus VR製「Oculus Rift」(9万4600円)が3月末から、台湾HTC製「HTC Vive」(11万1999円)が4月に出荷開始の予定だ。いずれもハイスペックなPCが必要だ。PS VRは約半額で、しかも必要なのはPS4(とPlayStation Camera)だけなので、最も手ごろだ。
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