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パナソニックプラズマディスプレイ解散 負債5000億円、製造業で過去最大
パナソニックのプラズマディスプレイ生産子会社が解散へ。負債総額5000億円は製造業で過去最大という。
パナソニックは10月31日、プラズマディスプレイ(PDP)生産を手掛けていた子会社のパナソニックプラズマディスプレイを解散すると発表した。11月1日付けで大阪地裁に特別精算を申請する。負債はパナソニック1社に対して約5000億円。パナソニックは債権を放棄する。
負債5000億円は2012年に会社更生法を申請したエルピーダメモリの負債額(4480億円)を上回り、製造業の倒産では過去最大という。
パナソニックプラズマディスプレイは00年創立。PDP関連製品を製造し、親会社・パナソニックに販売していた。茨木工場と尼崎工場を拠点とし、09年3月期には年間約3137億円を売り上げていたが、液晶との競争激化などで14年3月期は売上高約202億円まで減少。14年3月末に事業活動を停止した。その後に進めていた工場資産などの処分が完了し、解散することになった。
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