宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月2日、静止気象衛星「ひまわり9号」を載せたH-IIAロケット31号機の打ち上げに成功したと発表した。同日午後3時20分、種子島宇宙センター(鹿児島県)で打ち上げ、約28分後にひまわり9号が正常に分離したことを確認したという。
ひまわり9号は、2015年7月に運用を始めたひまわり8号と全く同じ機能を持つ衛星。8号に不具合が生じない限り、22年まではバックアップとして待機し、入れ替わるように観測を始める予定という。
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